丹生屋★海外投資通信簿

米国株を中心に投資してるDiary

そうだ、おうちを買おう (2) 物件の相場確認

現在は駅近くの賃貸マンションに住んでいます。しかし広さと共同住宅という点で気を遣う必要があります。子どもにのびのび生活させてやりたいと思い、今住んでいる近辺で、賃貸と購入の両方で戸建てを探しています。

複数の不動産屋とコンタクトして、この半年間紹介してもらっていました。
いくつか物件を見てきましたが、駅からやや距離があったり、駅から近いものの、家賃が高いか、建物が古すぎるか一長一短で、やっぱり相場通りです。

転勤も想定されるし、今の賃貸でしばらくいいか、と物件内覧疲れしてきたそんな矢先、仕事中に妻から息を切らした電話がありました。
「狙ってた物件が売りに出てた!」

物件は、駅から近く、スーパーの目の前ですが、随分長く空き家になっていました。前を通る度に、「何でここずっと空き家なんやろ。住まなかったら売ってくれたらいいのに」とか言っていた場所でした。
毎日前を通りますが、今日売却ののぼりが立ったところで、妻が即電話してきたのでした。しかも、私に電話する前に、すでに不動産屋に電話して内覧の予約までしていたという・・・。1番のりの雄叫びをあげたようです。

漠然とパラパラとリサーチをはじめて2年、割と本気で探してこの半年、この周辺の相場観はつかんできました。価格は、ぱっと見、かなり安いように思えました。

翌日、内覧をしました。
築30年弱ですが、住んでいない期間がおそらく10年程度あり、内部は壁紙がめくり上がり、間取り間の戸や扉は隙間があり傷みが目立ちます。壁・床と、水回り設備などは一式入れ替える必要がありそうです。
地元の工務店によって建てられた鉄骨造で、構造部分はしっかりしていました。しかし、素人ですから、本当のところはどうか分かりません。

ロケーションと手ごろな価格で、もう一気に買う気になってしまいました。
おそらく、すぐに買い手がつくでしょう。
妻の興奮に引きずられそうになりましたが、金勘定も確認しないわけにはいきません。

まずは、周辺の相場を確認しました。

1. SUUMO等住宅系ポータル
売り物件は、近い条件のものがありませんが、今回の物件の土地の平米単価は比較して高くはない感じです。むしろ安め?
ここ半年くらい定期的にウオッチしてきましたが、物件自体が出てきません。
不動産屋がいうには、売ったり買ったり引っ越したりの人の動きが、コロナで止まったとのことです。それが最近活動が再開しだしてポツポツと出るようになってきたが、停滞の反動で需要が上回っており、出せばすぐ成約していくとのことでした。(不動産屋の話は話半分ですが)

賃貸物件は、この周辺は戸建ての需要が高いものの、賃貸はほとんどでていません。あるにはあっても、昭和の激古物件ばかりです。内装はリノベしていても、外から見ると「あちゃー」な状態です。さらに駅チカ物件はほとんどありません。

 

2. REINS Market Information
次にレインズです。レインズといえば不動産業者しか見れませんが、これは情報を大雑把にして個人でも見れるようにしたものです。
平米単価や面積の散布図が見られます。
うちのエリアは、情報が少なすぎて、市内全体の広域になってしまいました。使える情報ではありませんでした。


3. 全国地価マップ
路線価を調べます。当たり前ですが、売買価格より、だいぶ安い。これズバリが売買価格の参考になるものではありませんが、固定資産税の予想がたてられます。

同じマップの上のヘッダーの公示等のタブを押して、地価調査を調べます。これは指定されたポイントの地価を調べたものなので、周辺のポイントを探します。
まあ近い感じの平米単価が出てきました。



4. 不動産取引価格情報検索
国土交通省が公開している取引価格情報です。売買成立後にアンケートをして公開しているようです。
これは参考になりました。買おうと思ってる物件と思われる物件が載っていたからです!多少データが丸められていますが、業者の元値も分かります。
最近転売された物件なら、掲載されているかもしれません。

こんな感じで、相場観を補強します。
今出ている値段が高くはないことが分かりましたが、交渉ごとですので、実際の売買ではどう出るか・・・。