丹生屋★海外投資通信簿

米国株を中心に投資してるDiary

確定拠出年金のポートフォリオ(2021年)

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今の会社には確定拠出年金があります。非課税なのは知っていましたが、「年間にかけられる枠が少なくて、たいした額にもならないだろう」と、入社して数年はほったらかしにしていました。確か、債券ファンドに入れっぱなしでした。

今思うと、とってももったいない!

入社して数年たち、ふと、それほど大きな額ではないけど、確定拠出年金も活用しようと思い、運用してきました。

選択できる銘柄のラインナップが良くなくて、ネット系証券会社の買い付けランキング上位に出ている商品や、人気の独立系投信などもありません。


特に鬼畜なのが、手数料が0.7%の安全資産8割/リスク資産2割ファンドが、会社のオススメになっていることです。内容見ると、全体の5割が日本国債。手数料以上の運用益なんか出ないでしょ。
リスク資産の2割の中で、1.3割の株が運用益向上のためにがんばらないといけないけど、日本株の割合が多くて将来的に低空飛行が予想される・・・。
提携している確定拠出年金の運用委託会社との関係で、ラインナップに入れるのはいいけど、オススメにしたらあかんわ。

その他、準オススメ的に、定年退職までの運用期間に応じて債券/株式の割合を自動で変えてくれるやつがあります。
運用割合変更は、正直自分でやればいいから、微妙・・・。

そんな不満な中で、手数料の比較的ましな MSCI-KOKUSAI連動のインデックスに全部を振りました。毎月の拠出金もこれに全額投入です。
しかし、1年に一度は、債券か定期預金に振替えて、そこから時間分散で MSCI-KOKUSAIに振替直しています。

何気なしに遊びのつもりでしたが、コロナショックのときに、偶然この作戦が功を奏しました!
'19年中に一度債券ファンドに全額振り替えて、'20/1から4月まで、毎週分散してMSCI-KOKUSAIに振り替えました。
'20/1から'20/2月中旬くらいまで、まあそれほど下落もなく普通でしたが、2月中旬から下落しはじめ、3月下旬には底となりました。
金額の半額~1/3は、コロナショックで大幅下落した時に購入したことになり、その後急回復したことで、利回りは大幅上昇しました。

結局、7年で平均7.3%、3年で13%、1年で26%の平均パフォーマンスです。
なお、加入者全体の平均は、3年で3%、1年で8%らしいので、大幅に上回っています。
インデックスに入れてるだけで。

私は若輩者にて、拠出金の累計も少なく、評価益の実額はたいしたことありませんが、年配の方が運用に成功していると、かなりオトクでしょうね。

会社の人事さんの言うには、せっかくの制度だからもっと活用してほしいんだけど、結局定期預金にして放置する人が多いんですって。投資はよーわからん、という人が大多数なんだそうです。
会社としては、毎月投資知識の基本解説や投資啓蒙のチラシを配布しています。もったいない。

 

会社の拠出金額に加えて、枠の許す範囲で個人からも拠出ができますが、私は今後も個人拠出を最大にして、枠一杯を使っていこうと思います。
銘柄は、経費率の一番安い世界株式を基本ほぼ100%!
日本株の調子の良いときは、日本株インデックスも少量加えます。
(一つだけ日本株アクティブファンドが、日本株インデックスの成績を上回っていますが、将来的に懐疑的なので、やっぱりインデックスです)

せっかくの非課税ですから、収益性の高い金融商品に活用します。